宗教学基礎講読_分冊2

閲覧数2,198
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員880円 | 非会員1,056円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    宗教学基礎講読 (科目コードP30100) 分冊2

    教材の「廃仏毀釈」p262から「むすび」p269までまとめ、近現代日本の宗教がかかえた課題について記しなさい。
    日本の国家による宗教統制から宗教に関する人権の一つである「信教の自由」にいたる国家と宗教との歴史、また現代社会における宗教のあり方を以下に述べていく。

    徳川幕府は、封建政治の遂行のために宗教統制を行い、幕府の御用機関として活用していた。封建道学として儒教を採用すると同時に、仏教にも国教的な地位が与えられていた。これは封建制度の確立、強化、維持という幕政の基本目的に沿った保護利用政策であったため、仏教の自由な活動は決して認められず、諸寺院法度やその他の法令によって、全国の寺院に厳格な統制の枠にかぶせ、猶予なく処断していた、その後、宗学は著しい進展を見せたが、それは偏狭に定型化された煩瑣哲学であった。壇家制度の確立に伴い、外面的に教線は拡大したが、内実は形骸化・因襲化の一途をたどっていた。僧侶の腐敗堕落が世の糾弾を買った事例も存在していた。仏教のこのような状況に対して、神道、儒教側からの非難が集中し、その排仏論は、単なる...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。