西洋史概説第2回

閲覧数2,412
ダウンロード数12
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    設題(2)フランス・ブルボン朝の治世を例に、絶対主義について論述しなさい。
    Ⅰ 親政の始まりとヨーロッパ情勢
     ルイ14世は政務の一切を宰相マザランに委ねてきたがマザランの死後権力を自らの手中に掌握することにした。彼は「朕は国家なり」という言葉を残す一方で、「国政に思いをめぐらし、その決定をなすのは、ひとえに国の元首たる者の任務である。他のなすべきは、ただ与えられた命令を実行するのみ」と国政覚書には記している。彼はマザランの家令としてその経理の才能を認められていたコルベールに王国財政を委ねた。
     スペインは新大陸の銀を獲得でハプスブルク家の衰退はおおいがたく、神聖ローマ帝国は30年戦争のよる打撃により、今やみるかげもない怪物に例えられるほどとなった。スペインとドイツの没落に代わってオランダとイギリス威勢を高めていた。このような時期にコルベールは後にコルベルティスムの名で知られる経済政策を展開した。フランスはそれまでも重商主義政策を推し進めてきたが国際商業におけるフランスの立ち後れは明白であった。さらに重要なことは国際商業を支える国内産業の発展であった。フランスは多様性に富んだ土地を持っ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。