近大姫路大学 こども学概論2

閲覧数3,436
ダウンロード数20
履歴確認

    • ページ数 : 5ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    カウンセリングマインドを効果的に活用する際、大切な基本条件として「保留」「受容」「理解」「共感」「伝えること」などの基本条件が挙げられるが、「心が通い合う対人関係」を豊かにするためには、どういった配慮が必要か。基本条件を挙げながら、子どもへの教育的助力に活用できる観点を織り交ぜながら論述せよ。
    心が通い合う人間関係を作るためには基本的な条件がある。まず、「保留」ということである。家庭でも学校でも、子どもや生徒同士で問題が起こると、そのことに大人のほうが大騒ぎしやすい。問題事象が起こったとき、大慌てすることなくこちら側の思いを「一時保留」することが大切である。どうしても大人は自分の考えを押し付け枠組みにはめこもうとする。押しつけでは子供の学習意欲は減退する。大人の側は、自分の価値観や枠組みに気づかないで、「お前のため」という大義名分で振り回し、子どもに圧迫感を与えかねない。こちらの考えを出す前に、まず自分を保留することで、相手の様子を伺い、知ることが必要である。

     次に「受容」である。受容とはありのままを受け入れることである。こちら側の枠組みの保留は、相手を「受容」するための必須条件で...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。