佛教大学通信教育課程 S0101教育原論 第二設題レポートです。
『ジョン・ロックにおける子どもの教育論、特に習慣形成や賞罰法を中心に述べよ。』
2012年度 A判定
レポート作成の際に、参考にしていただければと思います!
S0101
教育原論 第二設題
佛教大学通信教育課程
ジョン・ロックにおける子どもの教育論、
特に習慣形成や賞罰法を中心に述べよ。
ジョン・ロックは17世紀のイギリスにおいて、教育分野をはじめ、政治や法学、経済などさまざまな分野に多大な影響を与えた人物である。
ロックの教育論の基礎となるものに、心の中には生まれながらに刻み付けられた観念や原理などはないという考えの「タブラ・ラサ説(精神白紙説)」がある。これは、子どもは生まれた時はまだ何の観念も持ってなく、成長するにつれて、教育によってさまざまな観念を獲得するようになるという経験主義的な考えである。彼は、感覚によって一つ一つの対象について心の中に観念が起こり、さまざまな知識が得られるということから、子どもの教育はまず感覚的訓練から始めるよう主張している。そして、正しい観念を持つように子どもを教育するためにも、正しい方法によって、子どもの心に習慣づけなくてはならないという。この習慣づけと訓練(身体的訓練と精神的訓練)というように、子どもの外部から諸観念を教育することによって、子どもを立派な人間にすることが可能であるという教育...