佛教大学通信教育課程 S0834肢体不自由児の心理・生理・病理 第一設題レポートです。
『脳性麻痺の定義・原因・症状・かかわり方を述べよ。』
2014年度 A判定
レポート作成の際に、参考にしていただければと思います!
S0834
肢体不自由児の心理・生理・病理
第一設題
佛教大学通信教育課程
脳性麻痺の定義・原因・症状・かかわり方を述べよ。
脳性麻痺の定義は、1968年の厚生省脳性まひ研究班によると、
・受胎から新生児(生後4週間)の間に脳に何らかの障害を受けている
・脳の非進行性病変に基づく、永続的な、しかし変化しうる運動と姿勢の異常である
・症状は満2歳までに出現する
・進行性疾患や一過性運動障害、または将来正常化すると考えられる運動発達遅延は除外する
とされている。
「脳性麻痺」という用語は、医学的診断名というより状態を表すものである。原因発生の時期は周産期が多く、出生前と出生後の場合もある。生後の発生は、後天性疾患や脳外傷によるもので、たとえば髄膜炎後遺症など、原因に基づく診断名がつけられている。
脳性麻痺は、運動機能障害だけでなく、言語、知覚、感覚等の随伴障害に加えて、てんかん、知的障害、コミュニケーション障害などをも随伴する。また、脳障害が広範囲かつ重症であれば、四肢麻痺とともに嚥下障害、呼吸障害も合併しやすく、加齢に伴う中枢神経機能の早期の低下によって、側彎...