世界保健機構は、1980年に国際障害分類(ICIDH)の3つの次元ととICFモデルの基礎の説明。
参考文献:一人一人のニーズに応える保育と教育
2011年3月31日初版印刷 聖徳大学出版会 川並 弘純
第1課題第1設題
世界保健機構は、1980年に国際障害分類(ICIDH)の3つの次元である機能障害、能力障害、社会的不利を提示した。機能障害とは、中枢神経系障害、例えば基から歩くことができず、その病気事態は治らないことを意味する。能力障害とは、車椅子や補助器具を使用し、訓練によって克服ができる障害を言う。障害を持っている人々は社会的に不利な条件であり、この3つのモデルは、周囲や社会環境が作りだす問題と深く関わっている。
2001年以降に上記のモデルは改定され、生活機能、障害、健康に関する国際分類(ICF)として明確に示された。中でも、生活機能とは心身機能、身体構造、活動、参加を意味しており...