A判定を頂きました。
2012年度最新版です。
「よくまとまっている」と評価を受けたレポートです。
参考にしてください。
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ジョン・ロックにおける子どもの教育論、特に習慣形成や賞罰法を中心
に 述 べ よ 。 (第 2 設 題 )
ジョン・ロックの教育論は一般的に「紳士教育論」といわれる。紳士は、
健全な身体と道徳と知識を持っている人間をいい、この紳士教育論の土
台となる考えはタブラ・ラサ、いわゆる精神白紙説である。この考え方
の特徴的なところは、「心の中には生まれながら刻みつけられた観念や
原理などはない」と考え、子どもは成長するにつれて、つまりは教育に
よってさまざまな観念を獲得するようになるという点である。子どもは
経験によって観念を取得する、これはまさに経験主義的な考えだと言い
得ることができるだろう。実際ロックは、「この経験からいっさいの知
識は究極的に由来する」と述べており、この経験主義的な考えに基づい
た教育観は、教育は万能なものであるという考えに結びつく。つまり、
心は先天的に方向性が決定されるのではなく、後天的な教育によって方
向性が決まるということである。子どもが生まれながらに持っている性
質を重視しないロックの人間観では、教育によっていかようにも...