リポート作成の際に参考にしていただければと思います。
『「健康」の内容を展開する上で、保育者として備えておきたい資質と考え方がある。それはどのようなものなのかについて述べよ。』
幼稚園教育指導要領及び保育所保育指針(3歳以上)では、幼児の発達の側面から保育内容を5つの領域別に解説している。「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」である。その中の、心身の健康に関する領域「健康」は、「健康な心と体を育て、自ら健康で安全な生活をつくり出す力を養う」観点から示されており、幼児の生活の基盤になる領域である。この領域は、生きていくための基本である生命の維持及び情緒の安定を基礎とし、生きる力の土台となる幼児期の生活を健康的なものとする、極めて必要な領域である。
保育所保育指針では、子どもが保育所で安定した生活を送るために必要な基礎的な事項、つまり、生命の保持及び情緒の安定に関わる事項を全年齢について、を領域「健康」の内容に示している。3歳未満児については、各領域に区分することが困難なため、5領域に配慮しながら、基礎的な事項と共に一括して示し、3歳以上児の各年齢の内容については、これらを「基礎的事項」として示し、かつ領域「健康」を設定している。基...