Q0102 東洋の歴史【設題1】 A判定

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    佛教大学通信学部のレポートになります。
    判定はAです。
    お勉強にどうぞ。

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    設題1の(b)「中国史上における王朝交代のなかから一つを選択して、それが起こった政治的・経済的・社会的背景について」を選択し今回は隋から唐への王朝交代に目を向け各背景について述べていく事とする。
     隋を建国したのは北朝で摂政として全権を掌握していた楊堅である。幼かった静帝より禅譲を受け建国したのだ。楊堅は後に文帝と名乗り大興(後の長安)を都として定め晋以来約300年分裂していた中国全土を統一する事に成功した。強力な兵力を持つ為の根源は国力の充実にあり均田制により農業が奨励された事が大きな要因であろう。農業生産が増大したことにより経済が発達し国力の増加に繋がったともいえる。文帝は律令制による国政の基本を整え中央集権体制を推し進めると共に三省六部や諸制度を定めた。それは後の唐代にまで継承された。それだけではなく郷官を廃し科挙を実行した事も文帝の功績といえるだろう。南北朝時代では九品官人法により官史の任命権が貴族勢力に握られていたのを改善する為であり実力試験の結果によって官史の任用を決定するという極めて開放的な手段で官史任命権を皇帝の元へ取りも出したのだ。これは以後、清末に至るまで官史登用制...

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