「S0528」道徳教育の研究科目最終試験問題

閲覧数5,291
ダウンロード数112
履歴確認

    • ページ数 : 6ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    「S0528」道徳教育の研究科目最終試験問題

    1.道徳教育の意義について述べよ。

    2.第2次世界大戦以後の道徳教育について述べよ。

    3.欧米の道徳教育思想について述べよ。

    4.第2次世界大戦以前の道徳教育について述べよ。

    5.「生きる力」の育成と道徳教育について述べよ。

    6.人間にとって、道徳がなぜ必要なのかについて述べよ。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1.道徳教育の意義について述べよ。
     一定の社会において、それぞれの支配的価値観に基づいて、意識の形態を形成し、行動の様式や性格を育てることを目指して行われる道徳のことを道徳教育という。とくに近代においては、それを意図して学校を中心に、家庭、社会などで、子どもの行動の発達や性格の形成を主として目ざすためにおこなわれる側面をさしていっている。道徳教育とは教育中のいわば中核であり、それはただ単に学校教育のみで果たすべき課題ではなく家庭ならびに社会の担うべき役割が極めて大きいとされているのである。
     カントによれば教育は他律的な自然的教育と自律的な実践的教育の二つによって成り立っており、本質的に人間は自律的な教育、すなわち人間の「道徳化」が必要であるとした。カントによれば人間は(1)動物性の状態から、(2)人間性の状態へ、さらに(3)人格性の状態へと素質を展開していかねばならないとしている。つまり人間は動物的・他律的な自己から動物性を乗り越え、人間として自律的・理性的に行動できるようになり、さらに自分自身を自覚し、内なる良心としての道徳的法則に従うようになることを人間の到達目標としている。こ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。