2011年度A評価レポートです。指定されたテキストに沿った内容です。アレンジして使ってください。
第1設題
ハヴィガーストの発達課題について述べよ
1、発達課題とは
人間にはそれぞれの発達段階において、獲得・達成することが期待され相応しいとされる課題がるとされ、それを発達課題(developmental task)という。この発達課題という考え方は、アメリカの教育学者であるロバート・R・ハヴィガースト(Havighurst,R.J. 1900-1991)によるものである。彼は自身の著書『人間の発達段階と教育』(Human Development and Education, 1953) においてその考え方がどういったものであるかを示している。
彼によれば、「個人が学ばなければならないもろもろの課題、すなわち生涯の発達課題は、われわれの社会において健全な成長をもたらすものである。発達課題は、個人の生涯にめぐりいろいろの時期に生ずるもので、その課題をりっぱに成就すれば個人は幸福になり、その後の課題も成功するが、失敗すれば個人は不幸になり、社会で認められず、その後の課題の達成も困難になってくる」とされている。
さらにハヴィガーストは「ほとんどの発達課題は、それを学習するのに、...