アジア史第1設題

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    資料紹介

    2012年度 アジア史のレポートです。
    第一設題:儒教・道教・仏教は中国社会を理解する上で大きな意味をもつ思想である。これらのなかから一つを選択して、それを中国の歴代王朝がどのように取り扱ってきたのかについて述べよ

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    第一設題:(a)儒教・道教・仏教は中国社会を理解する上で大きな意味をもつ思想である。これらのなかから一つを選択して、それを中国の歴代王朝がどのように取り扱ってきたのかについて述べよ
     本レポートでは、儒教を取り上げることとし、以下では、儒教の誕生とその思想の概要、さらに中国歴代王朝が儒教をどのように取り扱ってきたのかについて述べる。
    1.儒教と孔子 
    儒教の創始者は孔子である。彼は、春秋時代の魯の生まれで、洛陽で周の官吏から周の制度・儀礼を習った。彼は周的な礼の秩序をもって混乱した社会を周の初期のころの状態に復帰させることを目的とし、徳治主義を唱えた。人間の愛情(仁)がもっとも強いのは家族愛であるから、各人がその心を推し広げれば天下はおのずから平和になるというのが彼の政治思想である。当時は、孔子の思想を理想論であると見て受け入れる諸侯は無かったが、彼の死後、儒教は孟子などの優れた弟子たちによって支持層を広げ、漢代には武帝により国教とされるに至った。以来儒教は、中国の政治や社会の思想的基盤として重んじられることとなった。
    2.中国歴代王朝における儒教の取り扱い
     以下では、春秋戦国時代に...

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