国語学講義(分冊2)

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    資料紹介

    平安時代と、院政鎌倉時代以降の文献からそれぞれ一つずつ選び、本文を引用し、国語史的特色を説明しなさい。
    本文の引用が正確になされ、個々の指摘も的確です。よくまとめられています。とお褒めを頂きました。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    国語学講義

    0 314 分冊2

    平安時代の文献『源氏物語』夕顔より国語史的特徴を説明する。

    「渡殿なる宿直人おこして、紙燭さして参れと言へ」と宣へば、「いかでか罷らむ。暗うて」といへば、「あな若々し」とうち笑ひ給ひて、手をたたき給へば、山彦のこたふる声、いとうとまし。人え聞きつけで参らぬに、この女君、いみじくわななきまどひて、いかさまにせむと思へり。
    汗もしどとになりて、われかの気色なり。
    「ものおぢをなむわりなくせさせ給ふ御本性にて、いかに思さるるか」と右近も..

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