日本大学通信教育部 宗教学課題1 2019~2022年度

閲覧数2,111
ダウンロード数4
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員1,210円 | 非会員1,452円

    資料紹介

    2019~2022年度課題合格リポートになります。

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    日本固有の宗教である神道は、三世紀末の古墳時代から時代と共に様々な形態が分類し
    、形成されてきた。その形態を分類し、それぞれの思想的特徴を述べていく。
    三世紀末ごろから六世紀半ばごろまでの神道は、その信仰対象がカミ(神)であった。
    神は海や山、樹木、大地などに宿る自然神、偉人や英雄が神格化される人間神、万物の創
    造や根源としての観念神、など多くが存在し、それらを八百万神として崇拝した。神は超
    自然的・神秘的な力を発揮し、人々に畏敬の念を抱かせるものであった。この神道初期の
    「古神道」は特定の教祖がなく、自然発生的なものを信仰するという思想的特徴を持つ。
    六世紀半ばに仏教が伝来し、当初は神と仏の間にはっきりとした区別はなかったものの
    、奈良時代に入ると、神道の神々は仏法を守護する「護法神」や、神々自身が仏法によっ
    て仏の悟りの世界に到達したいと切望しているとした、「神身離脱」という思想が現れた。
    さらに平安時代に入ると、「本地垂迹」という思想が現れる。「本地垂迹」とは神の本体は
    仏であり、神は仏の仮の姿であるという思想である。神と仏の融合が始まったこの時代の
    思想的特徴は、「神仏習合...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。