佛大通信の教育方法学レポート第二設題です。A評価を頂きました。参考にしてください。
教授からの講評:
教育技術や実践知を抽出するプロセスの説明を加えるとさらによい。
教師の技術や実践知とはどのようなものであるか、またそれを共有することの意義を整理し、さらに教育技術や実践知を表現する方法や流通させるための方法を考え、具体的に説明せよ。
学習者とそれを取り巻く環境は、ますます多様化している。そのような状況で柔軟な授業を展開するためには、教育技術を磨くことが大切である。ここでの教育技術とは、これまでのように、教師が教材の内容を解釈して、説明、発問、板書、指示といったように教室内で授業する時の技能だけではない。授業設計、授業分析、学習管理など教室外で発揮されるさまざまな能力が求められている。
教育技術について検討するとき、教育のなかでの1領域を意味する「教育における技術」と異なる領域での技術の共通性に着目することができる「技術としての教育」という2つの視点が成り立つ。
まず、まったく経験したことのない授業を展開するに当たっての教育技術について述べていく。この場合の教育技術は、①規範から行為にいたる実践的三段論法による教育技術、②教育科学・教育工学の研究の知見を応用した教育技術、③先駆的教育者や指導的教師の経験からの教育技術、④学習者の実態と直観的着...