国民医療費の動向についてまとめ、さらに医療費の抑制のための改革の現状をまとめなさい。(A判定・2048文字)

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    国民医療費の動向についてまとめ、さらに医療費の抑制のための改革の現状をまとめなさい。
     国民医療費は、1年間に医療機関等において傷病の治療のために使われた医療費の総
    額を集計したものである。国民医療費は、2007(平成19)年度で、総額34兆1360 億円、国民所得に対する比率は9.11%となっている。1980年代には医療費の伸びはほぼ経済成長と足並みをそろえていたが、1990年代に入ると国民医療費の対国民所得比は右肩上がりで上昇している。国民医療費の対国民所得比は、1991年度以降、2000年度を除き、2005年度まで13年間連続して上昇が続き、ついに9%を突破した。 2006年度には、医療制度構造改革が行われており、診療報酬の引き下げがなされた結果、14年ぶりに減少し、再び8%台に戻ったが、2007年度には再び増大に転じている。
     医療保険財政のひっ迫を踏まえ、2006年の医療制度構造改革においては、医療費の中長期的な適正化をいかにして図るかが大きな政策課題となった。この改革では、医療費適正化の内容が盛り込まれ、国民医療費の約3割を占め、また死亡数割合では約6割を占めるとされる糖尿...

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