R0518 漢文購読 第2設題 佛教大学 2012年度版

閲覧数2,302
ダウンロード数18
履歴確認
更新前ファイル(1件)

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    佛教大学のレポートです。図書館で資料を収集してから作成したレポートですのでA判定をもらっています。
    わたしは文系大学院を卒業してから佛大に入学しました。
    質の高いレポートを作成できていると評価されていますので参考にしていただけると思います。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    【第二設題】蘇軾の作品を読んで疑問点を1つ取り上げ、それに対する自分の考えを述べよ。
    (一)疑問点の提示
     蘇軾は黄州への流罪を自分の運命であると平然と受け止めたと言われているが、流罪という境遇を少しも嘆くことはなかったのであろうか。蘇軾の歌のなかに嘆きの表現はないのだろうか。
    (二)疑問点が生じるに至った原因・理由
     蘇軾は豪放詞の代表的な詩人であるといわれており、その作風は自由奔放で楽観的であると見なされている。
    蘇軾への評価は強靭、自由奔放であるが、果たして流罪のことをほんとうに気にかけていなかったのであろうか。蘇軾が黄州へと流罪となった原因は、王安石による新法やその時の政治に対する反抗であって、志があって起こした行動によるものなのである。蘇軾の反政府の行動は結果として自らの命をも危険にさらすことになるのである。蘇軾の新法、政府への批判行動には並々ならぬ志があったと考えられるだろう。つまり、蘇軾が経験した黄州への流罪とは、単なる流罪とは性質が異なるのである。そのような非常に重い意味を持つと言える流罪の境遇を平然と受けとめていたと評価するには違和感を覚える。事実、蘇軾は豪放一辺倒で...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。