R0518 漢文購読 第1設題 佛教大学 2012年度版

閲覧数2,685
ダウンロード数15
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    佛教大学のレポートです。図書館で資料を収集してから作成したレポートですのでA判定をもらっています。
    わたしは文系大学院を卒業してから佛大に入学しました。
    質の高いレポートを作成できていると評価されていますので参考にしていただけると思います。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    【第一設題】王維の作品を読んで疑問点を1つ取り上げ、それに対する自分の考えを述べよ。
    (一)疑問点の提示
     「不遇詠」(『王維詩集』208ページ)や「帰輞川作」(『王維詩集』127ページ)の題材として用いられている「柳」の意味する内容とはどのようなものであろうか。
    (二)疑問点が生じるに至った原因・理由
     「柳」は春の植物であり、うららかな春の明るい印象がある。一方で「不遇詠」や「帰輞川作」における「柳」の印象は明るいものではない。「不遇詠」や「帰輞川作」における「柳」には何か特別な意味があるのではないだろうか。こうして、本レポートの疑問点を生じるに至った。
     王維は自然の美や、自然と融合した人間生活に関心を向けていたとされている(教科書『中国文学概論』215ページ)。自然詩人である王維は「柳」を題材にした作品を多く残している。明るい印象を持つ「柳」の作品として、「少年行」第一首目の「新豊美酒斗十千 咸陽遊侠多少年 相逢意気為君飲 繋馬高楼垂柳辺」(『王維一〇〇選』75ページ)の詩がある。この詩では、「新豊美酒斗十千」で非常に高価な酒を表し、「咸陽遊侠多少年」で都の威勢のよい若者を表し...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。