教育相談の研究

閲覧数1,405
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     学校カウンセリングの意義、方法および今後の課題について述べなさい。
     学校で行うカウンセリングは、一般的な大人に対する精神分析的カウンセリングとは異なり、発達援助的カウンセリングである。症状や病気を治す治療を目的としているのではなく、子どもの人格がバランスよく発達を遂げるよう援助することが目的である。このことを理解するため、まず心の仕組みについて考える。
     フロイドは心を、「イド」(id),「自我」(ego),「超自我」(super ego)の三重構造ととらえた。イドは快楽を追求する心で、生まれたときから備わっている。イドは本能が快楽を求めて欲求を満足させようとするときに働き、エネルギー(リビドー)を放出する。イドは快楽を追求すること以外には価値基準を持たない、その原則は自分の快楽のみを追及する「快楽原則」と呼ばれる。
     イドの欲求を全て満足させようとすることはできず、常に外界を把握して自分の行動を判断しなければならない。自我はイドと現実の間を取り持つための外界知覚体である。自我はイドから派生したもので、現実にうまく適応するという原則で働く「現実原則」である。自我は成長に伴ってイドか...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。