「小1プロブレム」に対して生活科はどのように対応することが期待されているのか具体的に述べなさい。
まず始めに、小1プロブレムとは小学校に入学したばかりの小学校1年生が集団行動がとれない、授業中に座っていられない、話を聞かないなどの状態が数ヶ月継続する状態のことを言う。
この状態が長期にわたり継続していることから社会問題化され、就学前の教育との関連や、保護者の養育態度が注目されているのである。
ではなぜ、就学前教育を終えた子ども達が就学を迎えるとこのような問題に直面するのか。
それは、幼稚園・保育所と小学校の教育の内容と方法の大きな違いがあけられる。
幼稚園・保育所では遊びを中心とした総合的な指導から小学校になると教科という枠組みから構成される指導が中心となってしまっていること。
また、保育者・教師の幼稚園・保育所の年長にあたる5歳児はリーダーとして、小学校の1年生は最下級生としての子どもに対する認識の違いや、最後に、子どもにとっての生活の変化があげられ、これらを乗り越えるためのエネルギーや適応力は相当なものであると考えられている。
現在、子どもを取り巻く環境は少子化、核家...