教科教育法公民第1設題

閲覧数1,432
ダウンロード数10
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員880円 | 非会員1,056円

    資料紹介

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    第1設題 社会科の歴史や学習指導要領の変遷、「授業とはなにか」、「公民的資質」を総合的に考察し、公民科授業のあり方を説明しなさい。
    第1章 社会科の歴史 第二次世界大戦前の小学校・中学校における社会系教科は、各教科とも、愛国心や国民意識の高揚を目的とするナショナリズム教育の性格が強いものだった。これらの思想的背景が教育勅語である。その教えとは、国粋主義思想であり、国体論と呼ばれる思想である。これを教える社会系教科には非合理的非科学的な内容が取り込まれた。1941年には、小学校は国民学校と改称再編され、従来の国語、修身、国史、地理は国民科という新教科に統合された。「法制及経済」は重要視されていなかったが、大正時代から中等学校における公民教育の必要性が官民相方から叫ばれるようになり、1920年に実業補習学校において、さらに1931年に中学校と師範学校で公民科が必須科目として新設された。ナショナリズム教育一色であった戦前の社会科教科に、デモクラシー教育の観点が生まれたのである。ところが皮肉なことに、公民科が新設された1931年は満州事変勃発の年であり、その後日本は急速に軍国主義の道をつき進ん...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。