明星大学 通信教育 合格レポート 課題
584生徒指導 1単位目
○課題
「生きる力」「自己指導力」を育成する生徒指導の観点に立ち、子どもたちを取り巻く現代社会の急激な変化や児童の成長発達を踏まえ、どのような学級づくり(学級経営)が考えられるかをまとめなさい。その際、学校における「家庭・地域との連携、協力」による指導の取り組みにも考慮しなさい。
○講評
“自己指導力”がなぜ必要なのかを子どもたちの現状認識から明らかにしてください。その上で、その力を含めた子どもたちの成長を図っていくために、学級における取組の可能性を探って下さい。特に子どもの人間関係づくりの支援にとって何ができるのかを探ってみてください。
○レポート課題 1単位目
子どもを取り巻く社会的環境は、1945年の終戦後、高度経済成長期を境として急速に大きく変化している。所得倍増計画の下、終身雇用制度・年功序列制により一億総中流の時代を迎え、経済的な豊かさを敗戦後短期間で享受するようになった。・・・
○課題 (①を選択)
次の項目のどちらかを選択し、児童の問題行動に対する指導の在り方に言及しなさい。
①非社会的行動
②反社会的行動
○講評
実際にどのような指導が行われているのかを、事例などを参考に探ってみてください。具体的な不登校などに対する指導の認識を高めてほしいです。子どもたちは繊細な心情を人間関係においてどう処理、他者へ示していけばよいのか悩んだりしています。彼らに接するとき、保護者や外部の協力者とともに、どのような心構えで臨めばよいのかも吟味してみるとよいでしょう。
○レポート課題 2単位目
①非社会的行動
生徒指導上、問題とされる行動には①情緒障害、②非社会的行動、③反社会的行動がある。しかしこれらの問題は、連続的に関連しあうものであり、境界を引く事が難しい。そこで、文部省(1979)による「不適応な事態に対する反応であり、あの現れ方が外側へ反抗の形をとった場合が反社会的行動であり、内側に逃避する形を取った場合が非社会的問題行動である」といった定義を元にする。・・・
584 生徒指導 1単位目
子どもを取り巻く社会的環境は、1945年の終戦後、高度経済成長期を境として急速に大きく変化している。所得倍増計画の下、終身雇用制度・年功序列制により一億総中流の時代を迎え、経済的な豊かさを敗戦後短期間で享受するようになった。しかし、短期間に急激な変化を迎えたため物質的豊かさと精神的豊かさのバランスが取れない状況に陥り、受験戦争の激化、いじめ、非行問題が顕著と也、社会のひずみが子どもに与える影響の深さや大きさが、大きな社会問題となった。また、電子通信機器・技術の発達により、大量の情報を瞬時に多数の人々が広範囲に渡って得る事が可能となった。その中には暴力的・性的情報も含まれ、取捨選択されないまま子どもの目に届く範囲にまで、情報が氾濫するようになった。このような状況から子どもを保護するには、家庭の教育力が必要である。しかし、産業構造の変化に伴い第1次産業従事者(農業)が減少し、雇用者(サラリーマン)が増加した事で、子どもは父親の働く姿を見る機会が減った。同時に法改正により、家父長的権限は薄れ、父親は物理的にも心理的にも影が薄くなった。一方、女性の生涯出産率は20...