高脂血症(脂質異常症)

閲覧数2,447
ダウンロード数2
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    病態・症状・検査・治療についてまとめたものです。

    色がついているところは先生に大切だと言われたところです。

    参考文献:『ナースの内科学』奈良信雄/中外医学社(2010

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ★高脂血症(脂質異常症)★

    脂質異常症は血漿中のコレステロール、トリグリセリド(中性脂肪)が増加した状態をいう。糖尿病、肥満、高血圧と同様日常の生活習慣と深い関連がある疾患であり、動脈硬化性疾患、特に冠動脈疾患、脳血管障害などを起こしやすい。

    ◇病態

    <リポ蛋白>

    コレステロールやトリグリセリドは芯(コア)となる。

    超低比重リポ蛋白(VLDL)、中間比重リポ蛋白(IDL)、低比重リポ蛋白(LDL)、高比重リポ蛋白(HDL)がある。

    <脂質代謝動態>

    脂質代謝には2つの経路がある。ひとつは腸肝経路で食事中の脂質は肝から分泌される胆汁酸と消化酵素の作用で脂肪酸、グリセロール、コレステロールとなり、腸より吸収される。吸収された脂肪酸とグリセロールは小腸粘膜でトリグリセリドとなりカイロミクロンとして肝に運ばれる。肝に運ばれたトリグリセリドはVLDLを形成し肝より血中に放出され、徐々に含量を減らしてIDLからLDL(悪玉コレステロール)となる。LDLは末梢組織にコレステロールを転送する。小腸や肝で合成されたHDL(善玉コレステロール)は末梢でコレステロールを受け取り肝へ運ぶ働き(逆...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。