肺結核症・非定型抗酸菌症、原発性肺癌

閲覧数3,189
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 3ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    病態・症状・検査・治療についてまとめたものです。

    色がついているところは先生に大切だと言われたところです。

    参考文献:『ナースの内科学』奈良信雄/中外医学社(2010)

    タグ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ☆肺結核症、非定型抗酸菌症

    ・肺結核症

    近年増加傾向にあり、院内感染を含めた集団発生の事例などが社会的問題となっている。

    <感染>

    患者の咳やくしゃみに含まれる結核菌を含んだ唾液が空気中に散布され、急速に水分を失い飛沫核となり、これを吸収して空気感染する。

    危険な発症因子として①喀痰塗抹陽性の患者(排菌している患者)、②診断の遅れ、③近い接触関係、④閉鎖的な環境などが指摘されている。

    <発病>

    ①一次結核症:感染後数カ月で発症する。

    ②内因性再燃:感染後1~2カ月で宿主の免疫により病巣は治癒するが、結核菌は体内で生き続け、宿主の抵抗力が低下した際に再び結核菌が増殖し発症する。

    <検査>

    誘発喀痰による喀痰検査が最も重要である。喀痰できない場合には胃液を採取する。塗抹検査(ガフキー1-10号)も実施する。

    ツベルクリン反応が陰性の場合には、結核菌の感染を否定できるが、栗粒結核など重症な場合には陰性化することもある。

    最近、BCGの接種の影響を受けずに結核感染を判別できる検査キット、クオンティフェロンTB-2Gが導入されつつある。

    <治療>

    イソニアジド、リファ...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。