慢性糸球体腎炎、急性糸球体腎炎

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    資料紹介

    病態・症状・検査・治療についてまとめたものです。

    色がついているところは先生に大切だと言われたところです。

    参考文献:『ナースの内科学』奈良信雄/中外医学社(2010)

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    ★慢性糸球体腎炎★

    6か月以上尿異常所見が持続し、慢性に経過する腎炎である。種々の疾患が含まれている。
    ネフローゼ症候群を呈する例が多く、別々の病気ではない。

    <発生機序>

    ほとんどが免疫の異常反応が関係するといわれているが、詳細は不明のことが多い。

    <症状>

    蛋白尿と血尿が主症状で、病型によって高血圧、浮腫、腎機能低下などを呈する。

    【各種慢性腎炎の臨床的特徴】

    ◎IgA腎症:持続性血尿

          軽度の蛋白尿

          約30%は腎不全に至る

    ◎非IgA腎炎:血尿(間欠的、持続的)

            軽度の蛋白尿

            比較的予後は良好

    ◎膜性腎症:中等量以上の蛋白尿

           約70%でネフローゼ症候群を呈する

           少数例で腎不全に至る

    ◎膜性増殖性腎炎(MPGN):血尿が持続し中等量以上の蛋白尿

                 ネフローゼ症候群を呈する例が多い

                 低補体血症を示す

                 治療に抵抗性で腎不全に至る

    ◎巣状糸球体硬化症(FGS):大部分がネフローゼ症候群を示す
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