『電磁気学の基本法則を4つ述べ、それぞれがどのような法則か詳述せよ。また、針金の中を電気が流れるときのオームの法則はこれらの法則からどの様に導出されるのか。その原理を簡単に述べよ。』
自然界に存在する電磁気学に関係する基本法則は4つある。ひとつは自然界にはプラスとマイナスの電気が存在し、同種同士は反発し合い、異種の電気は引き合う力がある。
プラスやマイナスの電気は電荷と呼ばれており、「プラスの電荷」「マイナスの電荷」と表現される。それぞれの電荷は、原子が原子核と原子核の周りを回る-の電気量を持つ電子からなりたっており、原子から電子が離れると、その原子はプラスの電荷、離れた電子はマイナスの電荷となるのである。その電荷が同極性では反発しあい、異極性では引き合うのである。そのときに起きる力を求めることができるのがクーロンの法則である。
クーロンの法則は2つの電荷が静止している場合に,静電気力(クーロン力)の大きさ F は二つの電荷の間の距離 r の2乗に逆比例し,それぞれの電気量 q1および q2に比例する(→F=K(q1q2/r2),というものである。
次に磁石にはN極とS極があり、こ...