解剖生理学Ⅰ 「体液の恒常化について述べよ。」 課題レポートB+判定

閲覧数2,627
ダウンロード数5
履歴確認

    • ページ数 : 10ページ
    • 会員1,100円 | 非会員1,320円

    資料紹介

    私たち人間は、約60兆個の膨大な数の細胞によって構成されている。それらの機能が効果的に発揮されて、人体のすべてが生き残っていくためには、相対的に安定した状態を維持することが必要である。この状態とは、人体の内部環境が一定に維持されていること(ホメオスタシス)である。
     細胞を取り巻く体液が恒常でなければ、細胞は生きていかれず、人体も生きていけない。体液の恒常化のためには、多くの器官系が働いているが、体液の酸塩基平衡の観点から述べていくこととする。
    (1)体液の組成
     体液は細胞内液と細胞外液とに分けられている。細胞外液はさらに血管内にある管内液(体重の約5%)と血管外にあって細胞を浸している組織液(体重の15%)からなっている。管内液には、血漿・リンパ液・脳脊髄液が含まれている。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1
    「体液の恒常化について述べよ。」
    私たち人間は、約60兆個の膨大な数の細胞によって構成されている。それらの機能が効果的に発揮されて、人体のすべてが生き残っていくためには、相対的に安定した状態を維持することが必要である。この状態とは、人体の内部環境が一定に維持されていること(ホメオスタシス)である。

     細胞を取り巻く体液が恒常でなければ、細胞は生きていかれず、人体も生きていけない。体液の恒常化のためには、多くの器官系が働いているが、体液の酸塩基平衡の観点から述べていくこととする。

    (1)体液の組成

     体液は細胞内液と細胞外液とに分けられている。細胞外液はさらに血管内にある管内液(体重の約5%)と血管外にあって細胞を浸している組織液(体重の15%)からなっている。管内液には、血漿・リンパ液・脳脊髄液が含まれている。

     人体を構成するすべての細胞は細胞外液に浸されている。細胞は細胞外液から酸素や栄養素を受け取り、老廃物を細胞外液に排出して生きているので、細胞外液の恒常化は、生命活動維持のためには不可欠となっている。

     成人の体液量は、体重のおよそ60%である。

    ただし、女性...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。