「自発性、自立性、自主性のある子ども
とはどんな児童なのか。小学校の低学年
を念頭に具体例をあげ説明せよ。」
「教育相談を行う場合、小学校の低学年
と高学年では、どのような点に違いがあ
るか。具体例をあげ説明せよ。」
「自発性、自立性、自主性のある子ども
とはどんな児童なのか。小学校の低学年
を念頭に具体例をあげ説明せよ。」
今の子ども達たちは、自分の意思で決定する力が弱いといわれている。個性を重んじ、
ひとりひとりの生きる力を育てる事を目標とする現代の教育の中で、自発性、自立性、自主性ある子どもとはどんな子どもなのか認識し、そのうえで望ましい生徒指導活動が展開されるべきであろう。特に、今回は個人の意識が芽生える始めの段階である小学校低学年の子どもに焦点をあて、基本的な事柄について考察してみたい。
まず、自発性とは、欲求や情緒が抑制されることなく自然のまま発現される事で、これが正の意味での自発性となりうるには理性と、他人との協調を踏まえて行われることが必要となる。自発的表現は、図画工作などの作品発表、対話の中で思った事を他人に訴える働きかけが自分自身で行われることによって養われる。
自立性とは、他人や集団の目的やル-ルに従って自分の行動を規制することができる事を指す。自立性は、しつけをする人に対して敬愛や同一化しようとすることから始まる為、それに値する信頼関係が必要となる。自立性のあ...