非限定文句の用例を用いた分詞構文導入や綴字と発音の間の基本法則の指導法、第一次言語運用と第二次言語運用の指導法をまとめなさい。
Ⅰ.非限定文句の用例を使った分詞構文の導入
分詞構文を導入する場合は、まず主語を先行詞とした非限定の挿入的分詞文句の例文を示すと分かりやすい。その際の留意点は非限定分詞句と限定分詞句の違いを示すことである。
「限定文句の用例」とは、分詞が形容詞の働きをしている場合で、分詞の形容詞の働きにより文の主語は、意味的に限定される。 (例)People living in towns do not know the pleasures of country-life.(=who live in) (例)I saw a man writing at the table.(=I saw a man who was writing at the table.) これに対して「非限定文句の用例」とは、分詞が主語に対して限定的に形容詞の働きをする以外の用例で、意味的に5つの使い方(①時を表す②原因理由③条件④譲歩⑤付帯状況)があり、どの意味的使い方をしているかは、文全体から判断...