『平成11年3月の学習指導要領により改められた、指導領域『自立活動』について、その改訂意図と見直し内容について説明せよ。』
盲学校、聾学校及び養護学校の目的について、学校教育法第71条の後段に「あわせてその欠陥を補うために、必要な知識技能を授ける」とある。これは学習指導要領で「個々の児童又は生徒が自立を目指し、障害に基づく種々の困難を主体的に改善・克服する」ことを目的として規定されている「自立活動」の指導に該当する。このことからも障害児教育の中で「自立活動」は重要かつ中心的な位置づけの教育活動なのである・・・
障害児教育課程
『平成11年3月の学習指導要領により改められた、指導領域『自立活動』について、その改訂意図と見直し内容について説明せよ。』
盲学校、聾学校及び養護学校の目的について、学校教育法第71条の後段に「あわせてその欠陥を補うために、必要な知識技能を授ける」とある。これは学習指導要領で「個々の児童又は生徒が自立を目指し、障害に基づく種々の困難を主体的に改善・克服する」ことを目的として規定されている「自立活動」の指導に該当する。このことからも障害児教育の中で「自立活動」は重要かつ中心的な位置づけの教育活動なのである。
障害を改善、克服するための指導は、盲学校・聾学校・養護学校が開設された草創期から、障害のある幼児児童生徒の教育の大切な指導内容として認識され、様々な取り組みが行なわれてきている。
昭和39年の学習指導要領は障害を改善・克服のための指導を教科としての位置づけ又は教科の一部の内容として位置づけられた。それらの実践を踏まえて、ひとりひとりの児童生徒の障害・程度や発達の状態等に応じて、それぞれに必要とする内容を、個別的、計画的かつ継続的に指導すべきものである、という昭和45...