図画工作科教育Ⅰ 【2単位目】

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    資料紹介

    図画工作科教育Ⅰ 【2単位目】

    1.テキスト内の「チゼック教授の美術指導と質疑応答」(第11章)を読み、得られた知見と感想を述べよ。

    2.評価の問題点について考察せよ。

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    図画工作科教育Ⅰ
    【2単位目】
    (1) 1942年に書かれた「児童美術」という本は、著者であるウィルヘルム・ヴィオラ博士が、友人で画家でもあるチゼック教授の美術指導に関する講演をした時に受けた質問事項を整理したものである。
     それによれば、チゼックは「教師と子どもは互いに協力者である」という基本的な立場で、すべての活動を行っていたのである。これは「美術以外の課目が、チゼック学校で教えられているのか」との質問に対し、「いいえ。でも美術だって教えられたのではなかった」という答えがそれを端的にあらわしていると思う。
     また、チゼックは子どもを白い紙(もしくは透明な水)のように考えており、子どもの自発的な行動・欲求、そして創造を最優先し、「教授という形で子どもを汚染すること」に強い警戒感・嫌悪感をもち、その一方で子どもにきっかけと最低限の援助(適切な材料・用具など)を与えることを忘れなかったのである。彼は教授と援助の違いをわきまえ、適当なタイミングで行えたからこそ「天才」と呼ばれたのだろう。
     さて、チゼックの「子どもが使う色に間違いはない。だが多すぎる色を与えることはない。」「もし子どもが知...

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