「現代日本人の宗教観について」

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    資料紹介

    今現在、日本で信仰されている宗教に言及し、さらに過去の歴史から現代の日本人の宗教観について論じている。

    日本語と英語の要約付き。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    序論
     外国人が日本を見たとき、日本は一体どのような国に見られているのだろう。東の果てにある小さな島国、経済が豊かな先進国、原子爆弾を投下された国…様々なイメージが膨らむと思う。しかし、地球上に多くの国がある中で、日本ほど宗教に対して無関心な国が他にあるだろうか。「あなたの持っている宗教は何ですか。」という問いに、果たしてどれだけの人が答えることができるだろう。他の国を見るならば,アメリカやヨーロッパはキリスト教、中東ではイスラム教、インドではヒンドゥー教、その他様々な宗教が信仰されている。だが、日本人は自分の持っている宗教が分からない。否、宗教と思っていないのである。だから日本は“無宗教の国”と思われているかもしれない。しかし、本当に日本は無宗教の国なのだろうか。文化庁「宗教年鑑」を見ると大変興味深いデータがある。日本における宗教の信者数は、神道系が約1億600万人、仏教系が約9,600万人、キリスト教系が約200万人、その他約1,100万人、合計すると2億1,500万人となり、驚くことに信者数が日本の総人口の2倍弱になるのである。これを見て“日本は無宗教の国”と言うことができるだろ...

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