設題1
ことばの三つの機能とその機能がはたらく自己と他者の存在との関係状況、その「機能」と「子どものことばの発達性」について熟考せよ。そして、子どもの言語生活に立脚した国語教育のあり方について考察せよ。
人間は、生活の中でことばを使う。ことばを使わずに生活することはできない。人間として存在すること、生きていくこと、そのもの。
伝達機能:人間の進化の過程において、共同での労働活動を通じて、開発され発展してきた。狩猟や農耕といった生産的活動を他者と共同で行う際に、効果的な役割分担や危険を知らせるなど、互いの意思や感情を通じあわせるための伝達(コミュニケーション)能力が必要であった。正確に速く伝達するということばのはたらきによって、人間は共同社会を形成し、豊かな文化的生活を築き上げてきた。
認識機能:人がことばによって新しい物事を理解し、既知の物事としていくという重要なはたらきのこと。知覚している物の特徴を自分が知っている物の特徴を照らし合わせて区別し、意味づけし、判断し、理解し、納得するという基本的な思考である。
表出機能:人間が五感を使って何らかの対象をとらえ、自らがそこに意味や価値を...
本件資料は、模範解答例を記載したものではありません。
各設題(出題)の要旨にそって、テキストの内容をもう一度勉強し直すつもりで、ポイントを項目列挙してまとめたものです。
資料を暗記するのではなく、学んだ内容を頭の中の引き出しに整理するよう、試験勉強される際に活用してください。
追伸:資料作成者自身、満点合格を目指すのではなく、80点以上を目標に取り組みました。