道徳教育の研究レポート(レポート第1設題)

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    資料紹介

    Z1106 道徳教育の研究(レポート第1設題)
    テキストと参考図書をもとにまとめたものです。

    第1設題:学習指導要領の変遷について

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「学習指導要領の変遷について」
     学習指導要領は、その成立から50年以上が経過し、これまで約10年ごとに改訂が行われてきた。以下では学習指導要領改訂の足どりから、戦後の日本の教育がどのような変遷をたどってきたのかについてみていく。
     第2次世界大戦の終了とともに、日本の教育理念に関する論争は始まった。当初、戦前と同様の「教育勅語」の存続が図られたが、アメリカ教育使節団は、「修身教育」を従順な公民をつくりあげる目的をもつものであるとして厳しく批判した。そして昭和22年、民主化の高まりと、アメリカの強い勧告のもとで「教育基本法」が成立したのである。
    ところが、教育基本法の成立後も、その教育体制の改革は完全にはなされていなかった。明治以降、日本の学校教育を支配してきた教育勅語が依然として効力をもち、二つの異なった教育理念が学校現場では教えられていたのである。そして昭和23年の衆議院や参議院による教育勅語の排除や失効に関する決議がなされるまで、このような状態が続くこととなった。
    教育勅語の完全否定により、ついに日本国憲法に基づいた教育基本法が日本の新しい教育理念となった。教育基本法では「人格の...

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