米文学研究(レポート第2設題)

閲覧数1,892
ダウンロード数0
履歴確認

    • ページ数 : 9ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料紹介

    P6305 米文学研究(レポート第2設題)
    このレポートは唯一再提出してパスしたものです。テキストと参考図書をまとめるだけではなく、自身が考える「主題」について論じなければ落とされるので、じっくりと案を練る必要があります。

    第2設題:テネシー・ウィリアムズ作『ガラスの動物園』の主題について述べよ

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    「テネシー・ウィリアムズ作『ガラスの動物園』の主題について述べよ」
    『ガラスの動物園』は、テネシー・ウィリアムズ(Tennessee Williams)の自伝的要素のもっとも濃い戯曲である。戯曲全体がトムの回想で、彼は語り手としても舞台に登場する。「光」に関する詩的なイメージを散りばめながら、アメリカの都市セントルイスに巣食う中産下層階級への嫌悪、1930年代という時代背景、第2次世界大戦直前の緊迫したヨーロッパの状況とアメリカとの対比など、歴史的現実の上に叙情性を漂わせている。
    『ガラスの動物園』は7場からなり、最初の5場を「紳士の訪問にそなえて」と題する第1部として、残る2場を「紳士の訪問」と題する第2部として展開する。エピソード風の場面の各場は、家族それぞれの生き方の決定的瞬間をとらえたものであり、そこに強い光が当てられている。
    『ガラスの動物園』は、ローラが収集しているガラス細工を意味し、壊れやすいものの象徴である。また、ローラ自身が収集したガラス細工の一つのように、繊細で脆い存在になっている。特に乙女でなければ捕らえることのできない一角獣はローラの純粋さも暗示する。ビジネス・...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。