87回薬剤師国家試験問137

閲覧数1,955
ダウンロード数1
履歴確認

    • ページ数 : 2ページ
    • 全体公開

    タグ

    資料の原本内容

    87回問137
      利尿薬の主な作用部位と利尿効力に関する記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
    フロセミドは、ヘンレループ上行脚に作用して強い利尿効果を発現する。
    アセタゾラミドは、集合管に作用して中等度の利尿効果を発現する。
    ヒドロクロロチアジドは、遠位尿細管に作用して中等度の利尿効果を発現する。
    スピロノラクトンは、近位尿細管に作用して弱い利尿効果を発現する。
      1(a,b) 2(a,c) 3(b,c) 4(b,d) 5(c,d)
    解答 2
    ○ フロセミドは、ヘンレループ上行脚で、Na+-K+-2Cl−共輸送系を阻害し、強い利尿効果を発現する。
    × アセタゾラミドは、近位尿細管に作用して炭酸脱水酵素を阻害し、利尿効果を発現する。
    ○ ヒドロクロロチアジドは、遠位尿細管でNa+、Cl−の再吸収を抑制し中等度の利尿効果を発現する。
    × スピロノラクトンは、遠位尿細管および集合管のアルドステロン受容体に競合拮抗し、Na+の排泄を増加させ、K+の排泄を減少させることで、利尿効果を発現する。

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。