聖徳大学 書写書道1

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    第一課題 第一設題
    学習指導要領において「毛筆の学習は硬筆による書写能力の基礎を養うよう指導し、文字を正しく整えて書くことができるようにする。」と示されている。毛筆による書く学習は硬筆との密接な関連をもたせ、書写能力の向上を目指すものである。線の太細、強弱、ねばり、伸びやかさである毛筆特有の筆さばきのリズムを身につけることで、今まで以上に書き文字を嗜む時の喜びを味わうことができる。こうした意味でも毛筆教育の重要性を踏まえ、各教科との関連性をもたせるなど子どもたちの確実な書写能力を高め、日常生活に生かすことができるよう配慮しなければならない。
    実際に毛筆を使用する場面は日常生活の中で極めて少ない。パソコンやワープロでの文書作成の機会が増え、ペンや鉛筆すら使わないこともある。学校教育ではこうした現状を踏まえ、手書きによる手紙や文書作成の機会や場を多く作り、手書きをすることで気持ちが通う文章が作成できる喜びや大切さを味あわせることが子どもたちの確実な書写能力の向上につながり、その基礎・基本として毛筆を使用した学習があることを伝えることが重要である。
    子どもたちの書く活動に目をやると、漢字の書...

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