地域福祉論Ⅱ①L0244

閲覧数2,374
ダウンロード数19
履歴確認

    • ページ数 : 8ページ
    • 会員550円 | 非会員660円

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

      「現在社会におけるコミュニテイの特徴と地域福祉の課題について考察しなさい。」
     コミュニティ(Community)とは、共同社会、地域社会、共有、共通と記されている。社会福祉でいうコミュニティは、人が共同・共通の目的および環境のなかで集団・組織・社会形成の営み、地域における形成過程および連携を指していると認識している。地域性と共同性を重ね持った社会行動単位である。
     人類の生存に必要な衣食住の生活素材の産生と人類の生存を可能とする種の繁殖は、共同社会のなかでのみ実現する。人は、共同から力と心を合わせて一緒に生活すること、互いに害をおよぼさず利益を得ながら生活する共生へと移行し、共生のもとで相互扶助関係が形成される。相互扶助は愛他理念のもと生活と生存の援助制度として展開されていくのである。
    戦前の慈善組織化活動や方面委員活動は、生活と生存の援助制度として地域活動を組織的に展開した地域福祉の源流といえる。また、地域社会に住み込み、問題解決を図るという視点でのセツルメント活動は、わが国では明治末期から大正期にかけて全盛期に入った。地域を基盤とした民間社会事業として活動が始まったが、公設の...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。