【080825】Doit!酸化還元ショート

閲覧数2,251
ダウンロード数3
履歴確認
  • 1
  • 2
  • 3
  • 4
  • 5
  • 6
  • 7

  • ページ数 : 7ページ
  • 全体公開

資料紹介

酸化と還元 Do it ! ショート No.0
01 酸化と還元
酸化と還元

酸素と化合すること=酸化、酸素を元に還すこと=還元
* 高校では扱う酸素を介した反応以外にも酸化還元反応がある

「酸化・還元のされやすさ」を表す指標として、酸化数が用いられる * 「酸化されやすい=還元されにくい」
、「還元されやすい=酸化されにくい」のように逆の関係
* 酸化数が大きい(小さくなりたい) …還元されやすい(相手を酸化する)
* 酸化数が小さい(大きくなりたい) …酸化されやすい(相手を還元する)

酸化数の基本は、
「H=+1」
、「O=-2」を覚える
* 酸化数を表す時は、対象とする元素記号の下に下線を引き、書き表す * 実は酸化数は、電気的に中性な元素からの価電子の増減数(e
-が 1 少ない=酸化数+1)を表す

酸化数の総和は化学式の右上を見る(書いていない場合は 0、イオンは電荷)
2O の酸化数
H
2 O 酸化数の総和=(+1)×2+(-2)×1=0
+1
-2
例2:オキソニウムイオン H
3O
+の酸化数
H
3 O

資料の原本内容

酸化と還元 Do it ! ショート No.0

酸化と還元 Do it ! ショート No.1

例題 1 下線を引いた原子の酸化数を求めよ

01 酸化と還元

(1)

酸化と還元







Cu

(5)

Cl2

酸素と化合すること=酸化、酸素を元に還すこと=還元

(9)

3+

Cr



(13)

SO42−

高校では扱う酸素を介した反応以外にも酸化還元反応がある

「酸化・還元のされやすさ」を表す指標として、酸化数が用いられる

(17)

HCl

(2)

Cu2+

(6)



(3)

H2 S

(4)

H2 S

2+

(7)

Mn

(8)

MnO4−

(10)

Cr2O7

2−

(11)

H2O2

(12)

H2O2

(14)

K2SO4

(15)

SO2

(16)

NO

(19)



(20)

(COOH)2

Cl

(18)

HClO



「酸化されやすい=還元されにくい」、
「還元されやすい=酸化されにくい」のように逆の関係



酸化数が大きい(小さくなりたい)

…還元されやすい(相手を酸化する)

(1) Cu は単体。③より Cu の酸化数=0



酸化数が小さい(大きくなりたい)

…酸化されやすい(相手を還元する)

(2) Cu2+はイオン。④より Cu の酸化数=+2

酸化数の基本は、「H=+1」、
「O=−2」を覚える

(3) H2S は化合物。①より H の酸化数=+1



酸化数を表す時は、対象とする元素記号の下に下線を引き、書き表す

(4) H2S の S の酸化数を x とする(①より、H=+1)



実は酸化数は、電気的に中性な元素からの価電子の増減数(e−が 1 少ない=酸化数+1)を表す

酸化数の総和は化学式の右上を見る(書いていない場合は 0、イオンは電荷)
例1:水 H2O の酸化数
H

2

+1

O

H

3

O

(8) MnO4−の Mn の酸化数を x とする(②より、O=−2)
④より MnO4−の酸化数の総和=−1。x 1+(−2) 4=−1 より、Mn の酸化数=+7

酸化数の総和=(+1) 3+(−2) 1=+1

(9) Cr3+はイオン。④より Cr の酸化数=+3

−2

(10) Cr2O72−の Cr の酸化数を x とする(②より O=−2)

2―

例3:硫酸イオン SO4 の酸化数



S

O

x

−2

2−
4

1 ④より x 2+(−2) 7=−2

2 x=+6 なので、Cr の酸化数=+6

酸化数の総和=x 1+(−2) 4=−2

(11) H2O2 は化合物。①より H の酸化数=+1



(12) H2O2 の O。⑥より O の酸化数=−1

以上を解くことにより、x=+6

酸化数は同じ元素でも値が異なるため、1 つ 1 つ計算していく必要がある

(13) SO42−の S の酸化数を x とする(②より O=−2)

表 酸化数の定義(暗記すべし)

1 ④より x 1+(−2) 4=−2

項目

酸化数



水素原子 H

+1

H2O

HCl

H2SO4



酸素原子 O

−2

H2O

H2SO4

CuO



単体、化合物

総和=0

Na(0)

H2SO4 (0)

H2S(0)



イオン

『符号』+『価数』 H+ (+1)

SO42− (−2)

MnO4− (−1)



単体中の H、O

0

O2

Cu



H2O2 中の O

−1



H2



H2O2

酸化数は対象となる原子に下線を引き、
『符号』+『数値』で表す



①〜④が主要規則(組合わせて使う)だが、①〜④で対応できない例外として⑤・⑥を使うことがある



イオン化合物の場合には、主要なイオンに分解してから考える
例:塩化鉄(III)FeCl3

1)FeCl3

Fe3++3Cl−、2)④の規則より、Fe→+3、Cl→−1

酸化数の定義は、電気陰性度に基づいて決められている(酸化数は原子状態からの、電子の過不足を表す)
例:過酸化水素 H2O2

1)H2O2 は H-O-O-H なので『H−O』と『O−H』に分割して考える(総和=0)
2)

2 x=+6 なので、S の酸化数=+6

2−

(14) 『K2SO4=2K + SO4 』なので(13)と同じ、S の酸化数=+6





(5) Cl2 は単体。③より Cl の酸化数=0
(7) Mn2+はイオン。④より Mn の酸化数=+2

−2

例2:オキソニウムイオン H3O+の酸化数
+1

③より H2S の酸化数の総和=0 なので、(+1) 2+x 1=0 より、S の酸化数=−2
(6) Cl−はイオン。④より Cl の酸化数=−1

酸化数の総和=(+1) 2+(−2) 1=0

+

NO3

『H−O』で、①の規則より H の酸化数は+1 なので、O の酸化数は−1

(15) SO2 の S の酸化数を x とする(②より O=−2)
1 ③より x 1+(−2) 2=0

2 x=+4 なので、S の酸化数=+4

(16) NO の N の酸化数を x とする(②より O=−2)
1 ③より x 1+(−2) 1=0

2 x=+2 なので、N の酸化数=+2

(17) HCl の Cl の酸化数を x とする(①より H=+1)
1 ③より(+1) 1+x 1=0

2 x=−1 なので、Cl の酸化数=−1

(18) HClO の Cl の酸化数を x とする(①より H=+1、②より O=−2)
1 ③より(+1) 1+x 1+(−2) 1=0、2 x=+1 なので、Cl の酸化数=+1
(19) NO3−の N の酸化数を x とする(②より O=−2)
1 ④より x 1+(−2) 3=−1

2 x=+5 なので、N の酸化数=+5

(20) (COOH)2 の C の酸化数を x とする(①より H=+1、②より O=−2)
③より x 1+(−2) 2+(+1) 1] 2=0 より、C の酸化数=+3

酸化と還元 Do it ! ショート No.2
参考:酸化還元反応の定義とその拡張

酸化剤と還元剤


酸化還元反応では、酸化される物質(還元剤)と還元される物質(酸化剤)がある

例:Fe2O3+3CO
Fe2O3

酸化と還元 Do it ! ショート No.3

1) 酸化=酸素 O を受け取る、還元=酸素 O を放出する反応

2Fe+3CO2

例:Fe2O3+3CO

Fe の酸化数に着目すると、+3→0 に変化
対象物質

=(自分は)還元された=(相手を)酸化した ∴Fe2O3 は酸化剤

一酸化炭素

C の酸化数に着目すると、+2→+4 に変化

CO

=(CO 中の)C は酸化数が増えた

酸化鉄(III)

=(自分は)酸化された=(相手を)還元した ∴CO は還元剤


還元(される)

酸素原子 O

得る

失う



水素原子 H

失う

得る



電子 e−

失う

得る



酸化数

増える

減る






酸化(される)





酸化剤と還元剤

Fe2O3

酸化と還元の分類(暗記すべし)

項目

(相手を)還元する→

還元剤

Fe +Cu



対象物質
フッ素

(相手を)酸化する→

F2

酸化剤


H2 O




例:Zn+Cu2+

浸す

+

100ml

60
40

20

20

Fe

4)

亜鉛

80

Zn
銅(II)イオン
2+

Cu

Cu
(Cu析出)

放置

2)

酸化剤

酸化した

酸化 or 還元

H 原子を
得た
H 原子を
失った

還元(された)
酸化(された)

相手の物質
(H2O を)
酸化した
(F2 を)
還元した

分類
酸化剤
還元剤

電子 e



酸化 or 還元

相手の物質

分類

2+






電子 e を
失った
電子 e−を
得た

酸化(された)
還元(された)

4) 酸化=酸化数が増える、還元=酸化数が減る

(Cu を)
還元した
(Zn を)
酸化した

還元剤
酸化剤

*(酸化数の定義は後述)

2KCl+I2
表 酸化還元反応と酸化数

100ml

Fe は Fe2+になった

80

100

取り出す

60

Fe2++2e−
2+

Cu は Cu になった
Cu2+ +2e−

(CO を)

Zn2++Cu

例:Cl2+2KI
100

Fe

還元(された)

還元剤

還元した

表 酸化還元反応と電子

Cu2+ + SO42−
(青色)
(無色)

1)

失った

酸化(された)

100

40

Cu2+(CuSO

O 原子を

水素 H

対象物質
80

得た

分類

(Fe2O3 を)

3) 酸化=電子 e−を失う、還元=電子 e−を得る

(鉄板を硫酸銅(II)に入れた時の反応)

100

60

O 原子を

相手の物質

4HF+O2

反応前後の比較

100ml

酸化 or 還元

表 酸化還元反応と水素

酸化還元反応は、特定の原子が電子 e−の受け渡しをする...

コメント0件

コメント追加

コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。