理科教育法Ⅱ

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    (1)子どもたちが生活している「地域の自然」を教材化する必要性を2つの観点から解説せよ。
    (2)そのうち1つの観点から、あなたの住居している地域を教材化した事例(授業の展開例)を示せ。
     ⇒1.「地域の自然」を教材化する必要性
    理科教育の原則として「自然は自然から学ばなければならない」ということばがある。教師の仕事は、子どもたちが、いかに自然に対し興味を持つよう導くことであり、また、自然のしくみについて少しでも疑問を持たせることにある。そして、その擬問に対し、どのように解決に導くかも大切なことである。狭い日本といえども北は北海道から南は沖縄まで気候の変化は著しい。日本海側と太平洋側との大きく異なる。ところが、この変化に富んだ地域の自然を考慮せず、全国どこへ行っても同じような教科書を使用して理科教育は行われていた。北海道には北海道の自然があり、沖縄には沖縄の自然があるため、それぞれの地域の自然を理科教材として使用することが必要であると考えられるようになった。
    ここでは「子どもの自然の認識」と「理科教育・環境教育の目的」という2つの観点からその必要性を考えてみる。
    (1)子どもの自然の認識...

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