経営原理
問題1:範囲の経済とは、所定の設備を利用して複数の種類の製品を製造するほうが、それぞれを個別に製造するよりもコストを低くできることを意味する。共通部分を有する企業は、幅広い製品に自社の技術が利用されることから、範囲の優位性を獲得することができる。結果として、共通部分を多く有する企業を中心とした提携がなされ、グループ化が進んでいくのである。
具体例としては、阪神電鉄株式会社と消費者金融会社クレジットビューローが合併してできた株式会社ステーションファイナンスである。この会社の特徴は駅構内にATMや自動契約機を設置していることである。駅前ではなく駅前に設置することは便利性を高め...