全人教育研究Ⅱ-全人教育と労作-、

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    資料紹介

    3年ほど前に書いたものですが、手直しをしてアップします。2回目の書き直しで評価は、初めてA+をもらいました。仏教的な視野から書いてみました。論評は、宗教的でよいとのことでした。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

     略題《全人教育と労作》
     全人教育の方法としての「労作教育」の意義について述べよ。
     小原國芳は、全人教育論において、労作教育を、次のように述べている。「ペスタロッチが身を以って強調した通り、実に教育の根本は労作教育にあります。額に汗を流し、労しむことは万人の喜びであり、誇りであり、義務だと思います。「作」は「作業」の作ではなくて、創作の作なのです。合せて「労作」と名づけたのです。」(引用全人教育論P114)とある。
    それでは労作がどのように教育と結びついているのかを考える。一つ目に知育について考察する。小原は「百聞は一見に如かず」、しかも「百聞は一労作に如かない」と語っている。(引用全人教育論P115)体を動かし、目で見て、触って体得することが他のものに代えがたい力があることを示している。それは真の知育が知識注入や丸暗記、試験勉強からは得られるものではなく、苦しみ、作り、試み、考え、行うことによって得られるものだからである。二つ目に徳育について考察する。小原は、労作により強固な意志が鍛えられ、子弟を生かす躾が得られると語っている。正直、忍耐、克己、節制、共同、友情、忠実、勇敢、快活...

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