社会心理学
○ タイトル
「自分の本当の感情とそうあるべき感情とのギャップ-感情社会学からの考察」
授業では、「私的=個別的(とされている)事柄」が、実は社会的に構成されていて、そのレベルでの仕組み・カラクリの存在を知った。そして、そのカラクリを知ることによって、その「私的=個別的(とされている)事柄」に再び帰着することで、
社会心理学
○ タイトル
「自分の本当の感情とそうあるべき感情とのギャップ-感情社会学からの考察」
授業では、「私的=個別的(とされている)事柄」が、実は社会的に構成されていて、そのレベルでの仕組み・カラクリの存在を知った。そして、そのカラクリを知ることによって、その「私的=個別的(とされている)事柄」に再び帰着することで、それを今までとは異なった視点から見つめることができた。
私はこのレポートで、「私的=個別的(とされている)事柄」の事例として、葬式での私的感情をあげて授業の内容に伍していくかたちでこれを分析してみたい。
葬式という場所では、誰かが亡くなり、その場においてはただただ「悲しい」という感情が参列者の内からこみ上げて、それが泣くだとかいう外的な行動を引き起こし、それがその場にふさわしいものとされるのが通例である。つまり、その場にいる私が、葬式での参列者を知覚し、周りが悲しむ(あるいは、悲しんだふりをする)私を知覚することで、「葬式」という社会的な世界を実感するというわけである。
ここでは、この集まりの焦点、すなわち、「葬式」というものに関連をもたない(あるいは、関連をもつ...