☆ブレンドのレッスン☆
精油をブレンドする時の知識
1種類だけでも充分効果は得られますが、いくつか組み合わせることによって、さらに相乗効果がアップします。自由な発想で組み合わせて!
ポイント1:香りの傾向で組み合わせてみる
1度にブレンドする精油は、3~4種類にする。
正反対の作用を持つ精油をブレンドしない。
《POINT》 同じグループ同士・すぐ隣のグループとも ブレンドしてよく合います。
ポイント2:香りのノートでバランスを取ってみる
ブレンドする目的の為に、精油の香りの性質によってトップノート・ミドルノート・ベースノートの3つに分類します。
トップ ブレンドの最初の印象を決める立ち上がりの速さ精油。香りは鋭く、しみとおるようで揮発性が高いものです。 オレンジ・グレープフルーツ・ティーツリー・ペパーミント・ベルガモット・ユーカリ・レモン ミドル 数分後にゆっくり芳香を漂わせるもので、ブレンドの中心部分を作り、香りを丸く柔らかくします。 カモミール・ジュニパー・ゼラニウム・ネロリ・マージョラム・ラベンダー・ローズウッド・ローズマリー ミドル~ ベース イランイラン・クラリーセージ・サイプレス・ジャスミン・フランキンセンス・ローズ ベース 数時間後まで安定的に香りが持続し、保留剤としてブレンドに深みを与えます。ブレンド全体を圧迫しないように、控えめに使用します。 サンダルウッド・シダーウッド・パチュリー・ミルラ
《POINT》
ブレンドする精油を各ノートから組み合わせて選ぶと、調和がとれ、長続きする奥深い香りを作れます。 すぐ使い切る場合は、ノートはあまり気にせず、選んでも大丈夫。
《ブレンド例》
まず、ベルガモット1滴、ゼラニウム1滴、サンダルウッド1滴を加え、バランスをみて、香りが引き立っていないと感じる精油を1滴ずつ足し、その度に香りを試します。トップノートを多めにするとまとまり易いでしょう。合計滴数以内におさめて下さい。
ポイント3:効果や作用を意識して、目的に応じたブレンドをしてみる
《POINT》
ブレンド方法に厳密な規則はありません。あなたの香りのセンスが命ずるままに、いろいろ組み合わせて、試してみましょう。 お気に入りのブレンドが出来たら、教えて下さいね。
エッセンシャルオイル(精油)リスト … 〈香りの相性〉をチェック!
ブレンドファクター・・・毒性や刺激、感作、香り立ちを考慮してロバートティスランドが考案
目的に合わせて選んだ数種類の精油を、どのような比率でブレンドするかの目安を示したもの。
精油名 BF 精油名 BF 精油名 BF イランイラン 4 オレンジ 3 カモミール 1 クラリーセージ 4 グレープフルーツ 4 サイプレス 5 サンダルウッド 6 シダーウッド 3 ジャスミン 2 ジュニパー 4 ゼラニウム 3 ティートリー 3 ネロリ 2 フランキンセンス 3 ペパーミント 1 ベルガモット 2 マージョラム 3 メリッサ 1 ユーカリ 1 ラベンダー 7 レモン 3 レモングラス 1 ローズ 1 ローズマリー 2
希釈濃度と分量の関係・・・
精油1滴=0.05mlとして、1%濃度の場合・・・キャリアオイル10ml+精油2滴
ブレンドする滴数の出し方・・・
例題:1%濃度のマッサージオイルを50cc作る ブレンドファクター:ローズマリーBF=2、ラベンダーBF=7、グレープフルーツBF=4 ※滴数は、1滴を0.05ccとして算出しましょう。 回答: 50ccで1%の場合、精油の量は 50×1/100÷0.05=10滴 掛け率は 10/(2+7+4)=10/13=0.769 各精油の割合は ローズマリー:0・769×2=1.5→1滴 ラベンダー:0.769×7=5.38→5滴 グレープフルーツ:0.769×4=3.076→3滴 《POINT》 少数点以下は切り捨て。足りない滴数分は、滴数の少ない精油に1滴ずつプラスします。
ローズマリー:2滴、ラベンダー:5滴、グレープフルーツ:3滴となります。
■自 習■
1%濃度のスリムアップのマッサージオイルを50ccつくります。使用する精油は、ジュニパ-BF=4、ラベンダーBF=7、サイプレスBF=5とします。(1滴=0.05ccとして算出)
答え: ジュニパー3滴、ラベンダー4滴、サイプレス3滴
資料提供先→ http://www1.ocn.ne.jp/~arome/arome15.htm