金属錯体の吸収スペクトル
1、目的
分光光度計を用いてNi2+水溶液及びNi(Ⅱ)エチレンジアミン錯体([Ni(en3)]2+)の水溶液の吸収スペクトルを500㎚~900㎚の範囲で測定し、それぞれの最大波長λmaxとモル吸光係数εを求める。また、λmaxでの吸光度Aを濃度に対してプロットし、Lambert-Beerの法則に従うことを証明する。またCu(Ⅱ)イオンについても同様の実験を行う。
2、装置・器具・試薬
自記分光光度計、50mlメスフラスコ4個、5mlホールピペット1本、10mlホールピペット1本、5mlメスピペット1本、駒込ピペット1本、吸光光度計用ガラスセル4個、安全ピペッター
1M Ni(NO3)2水溶液、50%エチレンジアミン、0.1M CuSO4水溶液
3、操作
操作A [Ni(H2O)6]2+の吸収スペクトル
1M Ni(NO3)2水溶液4ml、3ml、2ml、1mlをメスピペットでそれぞれ別々の50mlメスフラスコ
にとり、脱イオン水を加えてそれぞれ50mlにした。
セルを脱イオン水でよく洗い、キムワイプで水分をよくふき取った後、1...