目次・・・
Ⅰはじめに P. 2
Ⅱ呼吸機能障害について P. 2
Ⅲ呼吸器の基礎医学 P. 3
Ⅳ病態生理学 P.11
Ⅴ評価 P.18
Ⅵ総論 P.28
Ⅶ代表疾患の各論 P.45
Ⅷおわりに P.52
Ⅰはじめに
私たちが理学療法を行う際,呼吸機能を問題にする機会は極めて多く,その質と程度もまちまちである.自覚症状のない軽度の場合もあれば,ベッドから離れられない重度の場合もある.また全身の代謝の障害にもつながり様々な二次的障害を起こすことや,呼吸器とは関係のない疾患でも長期による入院などで呼吸障害を起こすことがある.そのため詳しく知っておくことが必要である.
Ⅱ呼吸機能障害について
呼吸機能障害というものをよりよく理解するためには,できるだけ慢性的内科的状態の把握が必要とされる.呼吸機能障害は主に閉塞性換気障害と拘束性換気障害に分けられる.ここで違いについて述べる.
閉塞性換気障害とは,気道に何らかの閉塞がおこり気流が妨げられているもので,閉塞の部位が上気道に原因があるものと,下気道に原因があるものに分けられる.上気道では異物吸引,急性喉頭炎,ジフテリア,喉頭痙攣,声門水腫,喉頭…
Ⅶ代表的疾患の各論
1.肺気腫
2.慢性気管支炎
3.びまん性汎細気管支炎
4.気管支喘息
目次・・・
Ⅰはじめに P. 2
Ⅱ呼吸機能障害について P. 2
Ⅲ呼吸器の基礎医学 P. 3
Ⅳ病態生理学 P.11
Ⅴ評価 P.18
Ⅵ総論 P.28
Ⅶ代表疾患の各論 P.45
Ⅷおわりに P.52
Ⅰはじめに
私たちが理学療法を行う際,呼吸機能を問題にする機会は極めて多く,その質と程度もまちまちである.自覚症状のない軽度の場合もあれば,ベッドから離れられない重度の場合もある.また全身の代謝の障害にもつながり様々な二次的障害を起こすことや,呼吸器とは関係のない疾患でも長期による入院などで呼吸障害を起こすことがある.そのため詳しく知っておくことが必要である.
Ⅱ呼吸機能障害について
呼吸機能障害というものをよりよく理解するためには,できるだけ慢性的内科的状態の把握が必要とされる.呼吸機能障害は主に閉塞性換気障害と拘束性換気障害に分けられる.ここで違いについて述べる.
閉塞性換気障害とは,気道に何らかの閉塞がおこり気流が妨げられているもので,閉塞の部位が上気道に原因があるものと,下気道に原因があるものに分けられる.上気道では異物吸引,急性喉頭炎,ジフテリア,喉頭痙攣,声門水腫,喉頭...