★理学療法・作業療法実習対策レポート★変形性膝関節症治療プログラム

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    資料紹介

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    治療プログラム
    Ⅰ.筋力増強運動
    膝関節に対する筋肉増強運動の意義は、下肢のアライメントを整え、膝関節の歩行時の安定性を得ることにより、関節軟骨を保護し、滑膜炎を予防・軽減することである。なかでも、大腿四頭筋の強化が主体となる。運動方法としては、等尺性運動,等張性運動,等速性運動を組み合わせて行うことが多い。
      1.大腿四頭筋の等尺性運動
    ①背臥位あるいは長坐位で膝蓋骨を中枢側に引き寄せるように膝伸展する(図13)
    ②膝伸展したまま下肢を床から15~30㎝程度挙上し保持する。(SLR運動)(図14)
    筋を最大収縮させ、その際の筋収縮および筋弛緩時間は6秒間とする。運動回数は1セット20回を1日3セット行う。等尺性運動は関節痛が強い場合をはじめ、意欲低下の場合、ホームプログラムなどにも施行される。また、同時に行うSLR運動も同様な方法で行うことが多い。SLR運動では当初負荷をかけない状態から開始し、筋力の改善に伴い1~2㎏の負荷を加えて行う。筋の持久力を強化するためには、筋肉が疲労するところまで反復練習すること基本とし、SLR運動の運動回数の基準を50RMとする岡西の方法がある。
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