第一次的な福祉追求集団である家族は、原始から現代に渡る長い間に、社会の発達、変遷に伴う変化を迎えて来たが、今日では画一的、固定的だった社会が多様化・流動化という変化の兆しを見せ、加速化しつつあり、家族集団もその影響を多分に受け、変容を遂げて来ている。
「現代社会における家族の変化・変動」
第一次的な福祉追求集団である家族は、原始から現代に渡る長い間に、社会の発達、変遷に伴う変化を迎えて来たが、今日では画一的、固定的だった社会が多様化・流動化という変化の兆しを見せ、加速化しつつあり、家族集団もその影響を多分に受け、変容を遂げて来ている。 中心産業構造が第1次~2次そして第3次産業へと変遷する中では、これまでも直系家族世帯の減少傾向が見られていたが、近年は核家族世帯の割合が6割を頂点に下降を姶め、人口高齢化、晩婚傾向化、離婚件数増加等により単独世帯や単親世帯が増加傾向にある。 また、血縁や特姻に係わらずに共同生活を基盤とする新しい家族形態...