小学校教育における習熟度別教育制度導入の弊害

閲覧数2,185
ダウンロード数7
履歴確認

    • ページ数 : 4ページ
    • 会員660円 | 非会員792円

    資料紹介

    1,調査テーマ
     小学校教育における習熟度別教育制度導入の弊害
    2,調査テーマを決定するにいたった背景
     現在、公立小の74%以上が習熟度別教育を採用している。子供の学力低下が叫ばれる中で、習熟度別授業を行うことにより、子供一人一人にきめ細やかな対応ができ、学力向上を期待できるというのが、文部科学省が積極的に導入を促している理由である。しかし、そもそも小学校教育に求められているものは単に学力を向上させるという点だけではなく、人間の多様性を学んだり、友達とのコミュニケーションのとり方を学んだり、非常に多岐にわたると考えられる。
     そこで私達の班では、まず小学校教育に求められている教育の姿について文部科学省の定義を参考に話し合いを行った。その後、既存文献を参考にしながら、現在の文部科学省の盲目的な習熟度別教育の採用に一石を投ずるべく、このテーマを採用した。
    3,小学校教育に求められているもの
     『小学校学習指導要領』によると、小学校教育に求められているものは、
    ? 豊かな人間性や社会性、国際社会に生きる日本人としての自覚を育成する事。
    ? 自ら学び、自ら考える力を育成する事。
    ? 基礎基本の確実な定着を図り、個性を生かす教育を充実する事。
    の3点である。つまり大きく分けると学力的要因、学力以外の要因となる。
    近年は、学力的要因ばかりに注目が集まっているが、学力以外の要因も重要なことは改めて述べる必要はないであろう。すなわち、習熟度別教育を採用する際は、学力的要因と学力以外の要因から、その効果の如何を判断すべきであると考える。

    資料の原本内容 ( この資料を購入すると、テキストデータがみえます。 )

    1,調査テーマ
     小学校教育における習熟度別教育制度導入の弊害
    2,調査テーマを決定するにいたった背景
     現在、公立小の74%以上が習熟度別教育を採用している。子供の学力低下が叫ばれる中で、習熟度別授業を行うことにより、子供一人一人にきめ細やかな対応ができ、学力向上を期待できるというのが、文部科学省が積極的に導入を促している理由である。しかし、そもそも小学校教育に求められているものは単に学力を向上させるという点だけではなく、人間の多様性を学んだり、友達とのコミュニケーションのとり方を学んだり、非常に多岐にわたると考えられる。
     そこで私達の班では、まず小学校教育に求められている教育の姿について文部科学省の定義を参考に話し合いを行った。その後、既存文献を参考にしながら、現在の文部科学省の盲目的な習熟度別教育の採用に一石を投ずるべく、このテーマを採用した。
    3,小学校教育に求められているもの
     『小学校学習指導要領』によると、小学校教育に求められているものは、
    豊かな人間性や社会性、国際社会に生きる日本人としての自覚を育成する事。
    自ら学び、自ら考える力を育成する事。
    基礎基本の確実な定着...

    コメント0件

    コメント追加

    コメントを書込むには会員登録するか、すでに会員の方はログインしてください。