Edmund Spenser ついて述べよ。
Edmund Spenser(1552-99)はピューリタンでもあった毛織物業者の子としてロンドンに生まれ、ケンブリッジ大学でギリシア、ローマの古典やプラトン哲学などを学び、プロテスタント精神の影響を受けた。彼によってルネサンス英詩は1つの極点に達し、「詩人の中の詩人(the poets’poet)と称される。その詩は芳醇華麗なる絵画美と、人を陶酔させる音楽美によって、思想ではなく感覚にじかに訴え、ミルトンやキーツ、テニソンに伝わる流れを代表する。
処女作の「羊飼いの暦」(Shepherd's Calender, 1579)は甥のシドニーに捧げられ...